私は魚突きをするときはいつも適度な大きさの黄色で目立つフロートを使用しています。フロートにはドリンク(1ℓ)やストリンガー、予備の先端チップ、予備の羽根式銛先などをぶらさげて使い勝手良くしているのですが、一番の利点は船にひかれないように目立つことだと思ってます(他にも色々利点はあります)。でも波やうねりがあると波間にフロートが隠れて船からは見えなくなる瞬間ってあると思うんです。
今年の5月に魚突きをしていると二艘の船が近づいてきて貝をとってないか確認されました。まあこれはちょこちょこあることだと思うんですけど、その時に船頭さんが「青い旗を立ててやったほうがいい」とおっしゃったんです。またこうも言いました。「それじゃ(フロートのことです)見えんけえ」とも。もちろん見えないわけはないんですが船からしたら絶対に確認できる物体ではないということだと思うんです。見えるときもあるし波に隠れて見えないときもある、そんな感じだと思います。
確かにフラッグ立てれるフロートを使ってる方もおられるしフラッグって大事かもなってこの時初めて思ったんです。
でいろいろ調べて考えてフラッグ立てを作ってみました。
視認性がいいことを一番に考えて、その上で使いやすさや使い続けれるかといった現実性(重さや大きさ持ち運びやすさなど)、堅牢性などなど。それらを踏まえてできたのが写真のフラッグです。
〇材料
カーボンの丸棒 6mm×1m(下部) 1本(KK HOBBYで1000円弱)
カーボンの丸棒 6mm×78㎝(上部) 1本(KK HOBBYで1000円弱)
アルミパイプ内径 7mm外径9mm 50㎝ 1本(ホムセンで数百円)
ステンレスパイプナット NC-6M50 2本(1本3~400円)
ステンレスネジ 50mm(M6) ×1(ホムセンで数十円)
リング×1(ホムセンで100円?くらい)
マグロフック(ブランチハンガー)×1
自己融着テープ
エフロート E-140 ×1(Amazonで1000円弱)
オモリ180号 ×1(家にあった釣りオモリで自作)
お風呂の栓×1(ホムセンで500円くらい。金具なしのやつをドリルで穴あけ)
ダイビングフラッグ×1(diveinnで1000円ちょっと。サイズは35 x 42cm)
これが今回作ったフラッグ立てです。左からダイビングフラッグ、ポール上部、ポール下部、オモリ、エフロート(ブイ)です。
2つのポールはパイプナットとネジで接続できるようにしました。パイプナットはそのままではカーボン丸棒にはまらないのでカーボン丸棒をグラインダーで少しだけ削ってからパイプナットをはめ込みコニシのボンドで接着しました。
つなげるとこんな感じです。50mmのネジは下部のパイプナット側に接着してます。
下部のポール(1m)には下側50㎝をアルミパイプで補強してます。この部分はブイに通すとこなので揺れの衝撃でポッキンと折れないように。で、アルミパイプには3か所自己融着テープをぐるぐる巻いて厚みを出しています。
左側(上)の自己融着テープはお風呂の栓が上に抜けないように(お風呂の栓がブイの浮力を受け止める役目をします)。真ん中と右側(下)の自己融着テープはブイの穴とアルミパイプの隙間を埋めるためのものです。これでブレを少し抑えれると思います。
アルミパイプの一番下にはドリルで穴をあけてブランチハンガー(マグロフック)を取り付け、このブランチハンガーにオモリを取り付けます。オモリは180号(675g)ですがお店に売ってなかったので釣り用のオモリを溶かして自作しました。(ネットでは売ってました)
ちなみに万が一鉛からすっぽ抜けないようにアイボルトにはナットとワッシャーで念には念を入れてます(笑)
ブイはエフロート E-140というやつで浮力は1300gです。Amazonで1000円弱でした。エフロートはいろんな浮力があるのですがこれがちょうどいいかなと。ベストかどうかはわかりませんが。
全部組み合わせるとこうなります。ポールのトップからボトムまで184㎝。海面に浮かべると海面からトップまでは138㎝となり、船からの視認性はある程度あるんじゃないかと思います。
ブイに通した紐にスイベルを通し、フロート側に取り付けたブランチハンガーで接続して使います。
ブイに違う種類の2本のヒモを使用してるのはどちらかのヒモが劣化で切れてもロストしないように。メンテを怠らなければいいだけの話なんですが、もしもの対策としてです(笑)
ブイをフロートラインに通すか、フロートの横につけるか、後端にするか迷いましたがとりあえずしばらくはこれでやってみようと思います。
ちなみに当初はこんな風にフロート先端部にある穴に通そうと思ってたのですが
このフロートは波に揺られるとこんな風にガンガン傾くので、フラッグがほとんど垂直を保てず負荷がかかりすぎる感じがしたのでこれは諦めました。
横も考えたのですが
海上では余裕でこんな風になるのでもう後ろ接続の1択しかなくなりました(笑)
このフラッグを使うと船からの視認性はアップすると思いますが、絶対に安全というわけではもちろんありません。ただフロートだけを使用していた時より、安心感は増しました。デメリットとしては海面より下部分が60㎝あるので(オモリまで含む)フロートラインが絡む場合がある、また水面移動の際抵抗となる、フラッグが風をもろに受けるのでフロートごと流されやすい、車からエントリー・エキジットポイントまで荷物が増えるので疲れる、といったものが挙げられます。
改良する余地はまだまだあると思いますがとりあえずはこれでやっていこうかなって思ってます。
ちなみにこの前フラッグを立てて潜っていると船が近づいてきて少し距離をとって停止したのですが、何も言わずにそのままどこかに立ち去ってくれました。これが何を意味するのかは分かりませんが…
初めまして! コメント失礼します。
当方も魚突きをしています(^ ^)
YouTubeは毎回拝見させて頂いてます!
息も長くもってるので羨ましいです。
ボートにも乗るので良く分かりますが
波と波の狭間に入るとそこそこ大きい船でも本当に一瞬見えなくなるので怖い時があります、特にウネリは(^_^;)
ダイビングフラッグの立て方はすごく参考になりましたm(_ _)m
宜しければフロートラインにも詳しく教えて欲しいです!!
特に、足に絡まってストレスになる場合がありますので…
差し支えなければ、スモンさんのやり方を教えて下さい!
宜しくお願い致します(^ ^)
返信が遅くなり申し訳ございません。スパムが多くてブログのコメントはほとんどチェックしてないもので…。
動画毎回ご視聴いただきありがとうございます。すごく励みになります(^^) フラッグも参考になったみたいでよかったです。
フロートラインは全20メートルくらいでして、手元側5mはサンブレーホース、残りの15mはポリエチレン製のロープを使用しています。サンブレーホースは人から教えていただいたものですがハリ・コシが適度にあって足への絡みはほとんどありませんよ。
一応ですけど内径4mm外径9mmのサンブレーホースなんですが、金具の取り付けは
〇アイナットM6 〇ステンボルトM5 50mm(頭は落とします) 〇袋ナットM5 〇フランジナットM5 を組み合わせてアイナットがくるくる回るようにスイベルを作り(袋ナットとフランジナットはエポキシなどで接着)、ボルト部を力任せに内径4mmの穴に押し込んでいます。←これも全部人から教えてもらいました(笑)
潜り納めお疲れ様です(^-^)!
お返事ありがとうございます。
なるほど…そういう仕組みなんですね^ ^
早速、来シーズンから真似させて頂きたく思いますm(_ _)m
また、シーズンオフでお手隙の時なんかにフロートシステムをメインにブログ書いて貰えたりすると嬉しいです!!!
厚かましくてすみません。。
魚突きはすごく大好きなんですが周りに同志がいない為、独学で頑張っております。
お互い、安全に海を楽しみましょうね(o^^o)
また動画楽しみにしています。